体幹やコアは、身体が動く数秒前に身体を安定させます。
Richardsonらによると、腕が動く0.03秒前、脚が動く0.11秒前に働くと言われています。
体幹・コアが弱い人というのは、腕や脚が動いたあとに働いてしまうのです。
こうなると、体幹・コアなどのインナーマッスルではなく、アウターマッスルが働きすぎてしまい、腰痛を含め痛みや身体が硬くなる原因になるのです。
体幹・コアをトレーニングするときには、働かせるタイミングがポイントなのです。
もう1つ、コアは4つの筋肉からなり、それぞれが単独で働いても、なかなか役割は果たせません。
使われる筋の種類・割合なども重要になります。
体幹・コアは、動きのなかで無意識に働くことが多いです。
ちなみに意識して動かすときと、無意識に動かすときでは脳の働く場所が違うと言われています。
無意識に正しく使えるようになるまで、何度も繰り返しトレーニングすることが必要になります。